山形の日本酒、香港へ ― Wine & Spirits Fair 2025 出展レポート(前編)
2025年11月6日から8日まで、香港コンベンション&エキシビションセンターで開催された
「Hong Kong International Wine & Spirits Fair 2025」 に、
山形県酒造組合と山形県庁が共同で出展しました。
このフェアは、アジアを代表する国際的な酒類見本市のひとつで、
ワインやスピリッツ、日本酒、クラフトリカーなど、世界各国の銘酒が一堂に会します。
主催は香港貿易発展局(HKTDC)。
会場は3日間を通じて多くの来場者でにぎわい、世界中の酒文化が交差する熱気に包まれていました。

山形県ブースとしての出展
今回の出展は、山形県全体として日本酒の魅力を発信することを目的としたもので、
山形県庁と山形県酒造組合の共同プロモーションとして実施されました。
県内の複数の蔵が参加し、山形の酒文化を海外に広く紹介するためのブースを展開。
ブースでは、山形の自然や風土、米・水・技に支えられた日本酒づくりの背景を伝えるパネル展示や、
試飲コーナーを通じて多様な味わいを体験してもらう構成になっていました。
私たち古澤酒造も、県内蔵のひとつとしてこのブースに参加し、
山形の酒の魅力を伝える一翼を担いました。

会場の雰囲気と海外からの関心
会場には香港をはじめ、シンガポール、マレーシア、タイなど、
アジア各国から多くの飲食関係者やインポーターが来場。
日本酒ブースにも絶えず人だかりができ、
「山形の酒を飲んでみたかった」「どんな味わいなの?」といった質問が数多く寄せられました。
通訳を交えながら、組合員が一人ひとりに丁寧に対応。
山形酒の特長である「香りの上品さ」「米の旨味」「やわらかな後味」を説明すると、
多くの方が興味を持って試飲されていました。
香港ではワイン文化が根強いものの、日本酒への理解も着実に広がっている印象でした。

山形酒の品質が示す「地域の力」
今回のプロモーションでは、個々の蔵の紹介にとどまらず、
「山形県全体としての日本酒品質の高さ」を打ち出すことを重視しました。
雪解け水に恵まれた清らかな仕込み水、山形県独自の酒造好適米、
そして職人たちの丁寧な手仕事。
こうした要素が一体となって生まれる“山形の味”を、海外の方々に伝えることが今回の狙いでした。
実際に試飲された方々からは、
「ワインのように香りが華やか」「料理と合わせやすい」「後味がきれい」
といったコメントが多く寄せられ、県としての取り組みが確かな手応えを得られたと感じました。
次回に続きます ― 人気銘柄の反応をご紹介
3日間にわたる展示会を通じて、多くの方々に山形の地酒を知っていただけました。
中でも特に注目を集めた銘柄がいくつかあり、
その味わいに惹かれたお客様が何度もブースに戻って来られる姿も見られました。
次回のブログ(後編)では、特に人気の高かった銘柄や現地での反応について詳しくご紹介します。
ぜひお楽しみに。