大分から北海道、そして山形へ。旅の途中で味わう山形の日本酒
先日、当蔵の資料館に立ち寄ってくださったお客様は、現在大分から北海道へ渡り、そこから南下しながら各地を巡るという一か月の壮大な旅の途中でした。知り合いの家を訪ねながら、その土地の食や風土を楽しみ、そして大好きな日本酒と酒蔵巡りを旅の大きな目的にされているとのこと。
特にお好きなのは 純米酒 や 純米吟醸。米と水だけで醸す純粋な造りに魅力を感じるそうで、地域ごとに水や気候が異なるからこそ、それぞれのお酒に個性があり「巡れば巡るほど新しい発見がある」とお話しされていました。
その中で「山形のお酒はどれも本当においしい」と言っていただけたことは、私たちにとって何よりの言葉です。澄んだ水、寒暖差に育まれた米、そして造り手の技術。それらが重なり合って「山形らしい地酒の味」が生まれていると、外からのお客様に言っていただけるのは大きな励みになります。
館内では酒造りの展示を熱心にご覧いただきましたが、今回は車での旅ということもあり、残念ながら試飲を楽しんでいただくことはできませんでした。「試飲できなかったのは残念。次は電車で来て、ゆっくり味わいたい」と話されており、また再訪を心に決めてくださったようで、とても嬉しく思いました。
さらに注目されていたのは、山形の蔵元が協力して開発したプレミアムブランド 『山形讃香』 です。「とても気になるけれど、やはり高級でなかなか手が出せない」と率直なご感想をいただきました。それでも「いつかタイミングを見て購入したい」とおっしゃっており、山形讃香への期待の高さを感じました。大切な日の一本として選んでいただけることを願いながら、その時が来るのを楽しみに待ちたいと思います。
旅はまだ続き、各地を回りながら 大阪万博 にも立ち寄る予定とのことでした。大分から北海道、そして南下して大阪へ向かう壮大なルートはまさに「日本酒の旅」そのもので、日本の食文化と酒文化を一度に体感する贅沢な時間なのだろうと想像できます。
短い滞在ではありましたが、「また必ず山形に来ます」という言葉を残していただき、私たちも温かい気持ちになりました。再び電車で訪れてくださり、山形の酒を心ゆくまで味わっていただける日を心待ちにしています。
日本酒は、人と土地、そして旅の記憶をつなぐ力があります。一か月にわたる旅の中で、山形の地酒がその一部として心に残り、また次の出会いにつながっていくことを願っています。
