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酒米と水が生む違い|山形の風土が育む日本酒の個性

酒米と水が日本酒の個性を決める


日本酒を語る上で欠かせないのが「米」と「水」です。シンプルな原料で造られる日本酒だからこそ、この2つの要素が味わいや香りを大きく左右します。特に山形県は、豊かな自然環境と清らかな水に恵まれ、酒造りに適した土地として知られています。
山形では、地元産の酒米を積極的に使用し、県内の酒蔵と農家が協力して酒米の研究・開発を続けています。その成果が「出羽燦々」「雪女神」「出羽の里」などのオリジナル酒米であり、全国的にも高い評価を受けています。


山形の酒米の特徴

  • 出羽燦々(でわさんさん)

平成に誕生した山形県オリジナルの酒米で、吟醸酒向けに開発されました。大粒で心白が大きく、雑味の少ないクリアな酒質に仕上がるのが特徴です。香りが華やかで、すっきりとした飲み口が魅力。山形吟醸酒の礎を築いた米ともいわれています。

  • 雪女神(ゆきめがみ)

近年注目を集める高級酒米。精米歩合35%といった超高精白にも耐えられる強さを持ち、大吟醸酒に最適です。雪女神で仕込んだ酒は、透明感のある味わいと気品のある香りが特徴で、全国のコンテストでも高い評価を得ています。

  • 出羽の里(でわのさと)

純米酒向けに開発された酒米で、栽培しやすく安定した品質が特徴。やわらかい旨味を引き出すことができ、毎日の食卓に寄り添う日本酒に向いています。
これらの酒米はすべて山形の風土に合わせて改良されており、蔵ごとに使い分けることで多様な味わいを生み出しています。



山形の仕込み水の魅力

日本酒造りに欠かせない水。酒の約8割は水でできており、その性質が酒質を大きく左右します。山形県は豊かな自然に恵まれ、月山・朝日連峰・出羽三山などから流れる清冽な水が仕込み水として使われています。
山形の水は「軟水〜中硬水」が多く、やわらかな口当たりを持ちます。そのため、日本酒もまろやかで繊細な味わいに仕上がりやすく、「やさしい飲み口」が特徴的です。これは新潟の淡麗辛口とも違い、山形らしい「旨味と透明感のバランス」を生み出しています。

酒米と水の組み合わせが生む個性

同じ酒米でも、仕込み水によって全く違う表情を見せるのが日本酒の奥深さです。例えば「雪女神」を軟水で仕込むと、透明感と香りが際立つエレガントな大吟醸に。一方、「出羽燦々」を中硬水で仕込むと、シャープさとキレのある味わいになります。
山形県の酒蔵は、それぞれの土地の水質と酒米の特徴を最大限に生かしながら、多彩な酒造りを実現しています。そのため、同じ「出羽燦々」を使っていても、蔵ごとに味わいが異なり、飲み比べの楽しさがあります。

まとめ

日本酒は「米」と「水」で決まるお酒です。特に山形県は、独自に開発した酒米と豊かな水に恵まれ、その両方を活かした多様な味わいを持つ銘酒を生み出しています。
出羽燦々:華やかでクリアな吟醸酒
雪女神:高精白に耐える大吟醸向け
出羽の里:やわらかい旨味の純米酒
山形の軟水:繊細でやさしい酒質
こうした組み合わせが、山形の日本酒の個性を作り上げています。

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