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そば打ち体験で再会のひととき

先日、「そば打ち処 紅葉庵」に、二組のご家族がそば打ち体験にお越しくださいました。
お母さま同士は、小学校から高校までずっと同級生という大の仲良し。学生時代の思い出も多く、長年の付き合いだからこそ、今でも気兼ねなく集まれる間柄だそうです。普段は離れた場所で暮らしているお二人ですが、この日は夏休みの機会を利用して顔を合わせ、家族ぐるみでの楽しいひとときを過ごしに来てくださいました。

そば打ちは、実は皆さん初めての挑戦。包丁を握る機会はあっても、そば包丁はまた別物で、見るからに迫力があります。今回のきっかけは、お母さまの一方の妹さんが以前紅葉庵でそば打ち体験をされ、「とてもおいしかったよ」と勧めてくださったこと。
その言葉に背中を押され、今回の計画が決まったそうです。そば打ちでは、こねる作業やのばす工程、均等に切り揃える作業はすべて自分の手で行います。

最初は「これで合ってる?」とお互いに確認しながらも、だんだんと生地の感触に慣れ、のばす動作もスムーズに。切りそろえるときには「ちょっと太くなった!」「これは細すぎるかも」と笑い合う声が響き、作業場全体が和やかな空気に包まれていました。お子さんたちも興味津々で、真剣な顔つきで包丁を動かすお父さんお母さんを応援していたのが印象的です。

出来上がったそばは、茹でたてをすぐに試食。香り高く、しっかりとした歯ごたえがあり、「本当においしい!」「自分たちで作ったから余計においしく感じるね」と、皆さん笑顔に。そば粉の風味と手作りの温かさが、夏の思い出にひときわ鮮やかに残ったようです。

体験のあとは、すぐ隣の酒蔵資料館へも足を運ばれました。館内の展示を見て回ったあとは、試飲コーナーで日本酒を楽しむ時間も。甘口から辛口まで、香りや口当たりの違いを比べながら「これは飲みやすいね」「香りがいい」と感想を交わしておられました。お酒は購入されませんでしたが、「今日はそば打ちもできて、試飲もできて楽しかった」と、満足そうに話してくださったのが印象的です。

長年の友人同士が、ご家族ぐるみで笑顔を交わしながら過ごす姿は、見ているこちらまで温かい気持ちにしてくれます。お互いの近況を語り合い、笑い合いながら、また次の再会を楽しみにしている様子が伝わってきました。
日常の中でこうした体験を共有することは、思い出を重ねるだけでなく、絆をさらに深めるきっかけになるのだと改めて感じます。

またお会いできる日を、心より楽しみにしております。