インドネシアから紅葉庵にそば打ち体験、酒造資料館見学に来てくれました




















先日、紅葉庵にとても華やかな国際交流のひとときが訪れました。
インドネシアから5家族、総勢27名(大人16名・子ども11名)のファミリーが、日本の伝統文化「そば打ち体験」を目的にお越しくださいました。
皆さまはインドネシアでも上流階級の方々とお見受けし、立ち居振る舞いは終始上品で穏やか。初めて訪れる日本の地方文化にも深い敬意を持って接してくださり、紅葉庵全体が和やかで国際色豊かな空気に包まれました。
特に印象的だったのは、お子さまたちの姿です。11名という大人数にもかかわらず、走り回ったり泣いたりすることは一切なく、小さな手で一生懸命そばをこね、のばし、切る工程を楽しんでいました。真剣なまなざしと完成した時の笑顔は、見ている私たちの心まで温かくしてくれました。
インドネシアでは日本そばを食べる機会が少ないため、体験後のお食事では残される方も少なくありません。しかし今回のファミリーは、ご自身で打ったそばを日本人と同じようにきれいに完食。「とてもおいしい」「初めてなのに食べやすい」といった声も聞かれ、そば職人冥利に尽きるひとときとなりました。
さらに驚かされたのは、そばの切り方の美しさです。幅も長さも見事に揃い、初体験とは思えない完成度。日本人のお客様の中でも、ここまで上手な方はそう多くありません。国や言葉を越え、ものづくりを楽しむ心は共通なのだと実感しました。
このファミリーは日本に10日間滞在予定で、蔵王では真っ白な雪景色の中スキーを満喫。その後、寒河江で日本の伝統文化に触れ、旅の締めくくりには日本酒をお土産に選ばれました。自然・食・文化を存分に味わう、まさに理想的な日本旅行です。
また、通訳として同行された小野田さんの存在も欠かせませんでした。流暢で美しいインドネシア語で、そば打ちの工程や日本文化の背景まで丁寧に説明してくださり、参加者の皆さまも深く理解しながら体験を楽しまれていました。
紅葉庵のそば打ち体験が、遠くインドネシアからのお客様の心に残る日本の思い出となったことを、大変うれしく思います。これからも寒河江の地で、世界と日本をつなぐひとときを大切にしてまいります。