宮城から高校生のみなさんと日本酒/酒蔵の職業講話を行いました。
先日、宮城県から高校生のみなさんが当蔵に職業講話を聞きに来てくれました。若さあふれる高校生たちが、メモ帳とペンを手にして席に着く姿は、私たちスタッフにとっても新鮮な光景でした。
初めに資料館を見学。
講話では、まず古澤酒造の歴史や酒蔵としての歩みをお話ししました。創業からの変遷、地域とのつながり、そして代々受け継いできた酒造りへの想い――普段お客様向けにお話ししている内容に加え、今回は「お酒をつくる仕事に就く」という視点も交えて話をしました。お酒がまだ飲めない年齢のみなさんですが、どの顔も真剣そのもので、こちらの目をしっかり見ながら話を聞いてくれたのが印象的でした。
特に、質問コーナーでは事前に調べてきたことがしっかり伝わってきました。
「どうして寒河江で日本酒を造っているんですか?」
「酒造りの仕事は何人くらいでやっているんですか?」
「一番大変な工程はどこですか?」
「日本酒で一番好きな銘柄は何ですか?」
など、どれも核心をついた質問ばかり。私たちも思わず真剣に答えながら、改めて自分たちの仕事や酒造りの意義を再確認するきっかけになりました。
中には、「日本酒はどんなものが今人気なんですか?」「甘口と辛口の違いはどうやって決まるんですか?」といった質問もありました。実際に飲んだことがないからこそ出てくる、素直で率直な疑問に答えるのはとても楽しく、こちらもつい熱が入ります。説明を聞いた高校生たちが「へぇ、そうなんだ」と頷く様子を見ていると、少しでも日本酒の世界が身近に感じられたのではないかと嬉しくなりました。
今回の講話は限られた時間ではありましたが、日本酒造りの奥深さや、地域と酒蔵との関わり、そして職人として働くやりがいなど、普段の授業ではなかなか触れる機会が少ない話をお届けできたのではないかと思います。
帰り際、皆さんが笑顔で「勉強になりました!」「面白かったです!」と声をかけてくれたのがとても印象的でした。短い時間でしたが、こちらこそ皆さんのまっすぐな視線や質問に触れ、逆に元気をもらった気がします。
今はまだ未成年で試飲コーナーは体験できませんが、20歳になったときにはぜひまた訪れて、実際に日本酒を味わってみてほしいです。「あの時、酒蔵で話を聞いたな」と思い出しながら飲む一杯は、きっと特別な体験になるはずです。蔵人一同、皆さんが大人になって再び訪ねてきてくれる日を心待ちにしています。
