母屋の屋根のペンキ塗りをお願いしました。
母屋は江戸時代の建物で、昭和のはじめに萱の上にトタンの屋根を載せたものです。
ですから、屋根は急勾配見ていてもオッカナイ作業です。
屋根の上に梯子を載せその上で足場をしっかりさせ、安全ベルトを締めての作業
ペンキを塗る前に、水洗いをする作業が一番大変なようです。
一度ペンキを塗りますと6~7年ほどもちます。
この母屋の東側で1836年(天保7年)に澤正宗の製造が開始されました。
そのときから173年間歴代の人々により大事に受け継がれ、修理されながら
年を重ねてきたわけです。
大事に住み続けますと何でも使える、どんな道具も、年を重ねるだけ使い込まれ
年輪を重ね、円熟味を増し、人に愛される、
私たちの酒もそのようにして、皆様に愛されますよう努力します。
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