日本酒の香りガイド|フルーティー・華やか・落ち着いた香りの秘密
香りで楽しむ日本酒の世界
日本酒は味わいだけでなく、香りでも楽しめるお酒です。同じ種類の酒でも香りの印象によって味わいが変わることもあり、香りを理解するとさらに深く日本酒を楽しめます。香りの違いは、米の種類・精米歩合・麹や酵母の種類、発酵温度などによって生まれます。 初心者にとって香りの表現は少し難しいかもしれませんが、「華やか」「フルーティー」「落ち着いた香り」という3つの基本パターンを押さえるだけでも十分楽しめます。香りを意識することで、飲む前からお酒の印象を予想したり、より豊かな体験が可能になります。
香りの種類と特徴
- 吟醸香(フルーティー・華やか系) 吟醸酒や大吟醸酒に多く見られる香りです。リンゴ、メロン、バナナ、マスカットのようなフルーティーな香りが特徴で、華やかで上品な印象を与えます。精米歩合が低く、雑味を削った米の中心部分だけを使用するため、香りがより際立ちます。 初心者は、華やかな香りの吟醸酒を冷やして楽しむと、香りと味のバランスを一度に感じられるためおすすめです。
- 熟成香(落ち着いた香り) 長期熟成された純米酒や古酒に多く見られる香りです。麹や酵母の働きで生まれる熟成香は、カラメルやナッツ、干しぶどうのような落ち着いた印象を与えます。熟成香のあるお酒は、じっくり味わうことで深みやコクを感じやすく、冬や夜に飲むと特に楽しめます。
- 穀物系香(米の香り・素朴な香り) 純米酒や本醸造酒に多い、米本来の香りや素朴な香りです。麹の香りや米の甘みを直接感じることができ、食事と合わせると味わいが引き立ちます。初心者は、この穀物系香を持つお酒から入ると、香りに慣れながら日本酒の魅力を学べます。
香りを楽しむ飲み方
- グラスを使う 口がすぼまったグラスを使うと香りが立ちやすくなります。冷やした吟醸酒や大吟醸酒は、グラス越しに香りを感じるだけで味わいがより豊かに感じられます。
- 温度を調整する 香りは温度によっても変化します。冷酒は華やかな香りが立ちやすく、ぬる燗は穏やかで落ち着いた香りが楽しめます。温度による変化を体験するだけでも、日本酒の楽しみ方が広がります。
- 順番を意識する 華やかな香りの酒から落ち着いた香りの酒へと順番に飲むと、香りや味わいの違いを比較しやすくなります。飲み比べセットを活用すると、自分好みの香りのタイプを見つけやすくなります。
初心者のポイント
飲む前に軽く香りをかぐ
香りの印象を言葉にして記録する
飲み比べて、香りの違いを体験する

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